カスタマーセンターに電話して、自分を反省した話。【怒りと正義の感情論】

 

2021/6/10

メール関連の不具合で、

数日間同じことが上手くいかず、

試行錯誤し、時間を費やしていた。


調べてでき得る限りの対処法は試してみた。


メール問い合わせでの対応はなく、

カスタマーセンターの対応時間に

電話をするしか手がなくなった。



関係するひとつのカスタマーセンターは、

電話をしてもなかなか繋がらない。


別のカスタマーセンターは、

対応の予約ができたのが

1日半後の時間帯だった。


結果、2つのカスタマーセンターで

合計1時間強 かかって

問題は解決した。

 

私は、

1つめのカスタマーセンターの電話が切れた後、

すごく腹が立っていた。

 
腹が立った点は

 
・1人目の対応者の感じが悪い&話が伝わらない。

・1人目に伝えたことと対応してもらったことを、
2人目の対応者もほぼ全く同じくなぞったような繰り返しに
時間を費やされた。

・2人目の方は基本的に丁寧な反面、
話が長く、時間が長くかかった。
もうわかっている説明を長々と話されて
ストレスを感じた。

 
というようなこと。

(心が狭い^^;)

 
こういったセンターでの対応には

ある程度仕方のない面はわかるし、

誠意的に対応してもらったので感謝はあるが、


1分1秒でも早く済ませたかったのと

(そう気をせいて節約した1分1秒は、普段自分で平気で無駄にしているくせに、と自分ではわかっている;)

こちらよりも向こうの知識が多いと

感じられなかったところに

不満を感じていたのだと思う。

 
結果的に、

その後解決したので良かったのだけれど、

 
私はその晩反省した。

 
 
私はよく、

『正義を振りかざす人が嫌い』

と思っているし、言っている。

 
正しいか、正しくないかを基準にする人。

正しい、間違っている、で
ジャッジしようとしたり、

それを押しつけてくる人。

本当に、大嫌いで。

 
 
私はこの世の物事に絶対的な「正解」
なんて何もないと思っているので、

物事は、

正しい/正しくない ではなくて 

好きか嫌いか、

「その人(私、相手、彼、などその人自身)が正しいと思うか、思わないか」

が指標だと考えている。

 
だから、

正しい/正しくない 

という絶対的な正義があると考えていて

(しかもそのことに無自覚的で)

振りかざしてくる人が、嫌いなのだ。


 
それなのに、

 
私がその日腹を立てていたことは、

「自分は正しい」という無意識のもとに、

起こっていたことだと。


夜になって、振り返って気づいて。

はっとして、ショックだった。
 

   
自分は「正しい/正しくない」を

振りかざしてはいない人間だと、

思っていたのだろう。

 
それが、どうなんだ。

 
私こそ、こんなに

心の中で振り回していたじゃないかと。

 
つまり、

 
私は正確に努力して伝えている、

私はいたずらに不快感を与えずに伝えている。

 
接客業なら不快にさせないことが

プロとして求められることだ、

相手の時間を必要以上に奪わないよう努めるべきだ。

etc,…

 
全部が、

「私は正しい」の前提のもとに、

成り立っていた。気がする。

 
 
他の人に感じる「嫌い」の感情は、

自分が意識のアンテナを立てているから

こそだとはよく言うが(←私が、笑)、

本当に。。

 
 
まず、正義を振りかざす誰かに腹を立てる前に、

自分の「正しい」と思う意識を顧みよう。

 
もうちょっとどうにかしよう。

 
…いや、すでに今日、気づけただけで

数秒前までの自分とは全然違うのだ、

と思った。

 
何せ、今までは無自覚だったのだから。

(【自分という、盲点】)


 
私は、自分が腹を立てても 

相手にそれを攻撃として伝えることはほぼないが、

[それは、それほど(伝えたいと思うほど)愛をもつ相手ではないことが多いし、
愛をもつ相手なら、攻撃ではなく違う形で伝えたいから。]

 
怒りの感情を抱いたときは、

他の誰でもなく

自分を攻撃しているように感じる。

 
感情を我慢して押し殺そうとすることは

私はしないけれど、

(←これは感情のタブーだとよく言われていることだから。私によって笑)

 
自分の体内に活性酸素が生まれて

体を毒している感覚がするし、

怒りを感じている自分にはなるべくなりたくない。

 
 
怒りは、大切な価値観の表れだから、

感じてもいいと思っているし

そう伝えている

(クライアントさんをはじめ、周りの皆さんに)。

 
けれど、怒りを感じるのもやっぱり

自分が発端なわけで。

 
他人が、誰かが、出来事が

問題じゃない。

 
 
怒りを少なくしたいなら、

自分の中にある「自分は正しい」意識に

向き合うことから。

 
このことは大切すぎた。
 

ここで私なりに考えをまとめると、

 
「正しい」と思う価値観は、あっていい。

 
けれど怒りを感じるとき、それは

「自分は正しい」の意識になっている。

 
 
"自分は「これを正しいと思う」という価値観をもっている。

けれど「自分は正しい」わけではない。"


このことに自覚的でいなくてはいけない。

 


私は、自分のために(自分の価値観として)、

自覚的でいたいと、そう思う。

 
単なる個人的な価値観を、何となく意識として

自分の中で大きく膨張させないようにしたいと、

そう思う。
 


 
………………………………………………………………………
  
今となっては、何の件でカスタマーサービスに電話したのかも

全くもって覚えておらず、不明です…。


 
でもこの日思ったことを、こうして

書いておいてよかった。



下書き保存しているだけでは、

自分の記憶にも残りにくい

と痛感しているので、


やっぱり自分のためにも

公開記事としてブログは

どんどん残していきたいと思います。

 

読んでくださってありがとうございます。

ライフコーチ 上村あかり

 

オンラインサロン「思考整理サロン」

>>詳細ページ

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP